スクリプト
Chapter 1 オープニング
皆さんこんにちは、インディーゲーム開発者のためのマーケティングポッドキャストへようこそ。今日は、VTuberマーケティングのROIについて、驚くべきデータをお届けします。
タカシさん、こんにちは。VTuberマーケティングって、最近よく聞きますけど、実際どれくらい効果があるんですか?
実は、ここが今日の最大のポイントなんですが、VTuber配信を見た視聴者の購入率、なんと25パーセントなんです。4人に1人が購入するという驚異的な数字です。
えっ、4人に1人ですか!それはすごい数字ですね。通常の広告とは比べものにならないんじゃないですか?
その通りです。さらに、VTuber視聴者のエンゲージメント率は52パーセント。通常の配信者の48パーセントよりも高いんですよ。
Chapter 2 ゼロ円から始められるVTuberマーケティング
でも、VTuberマーケティングって、お金かかりそうですよね。インディー開発者には敷居が高いイメージがあります。
意外なことに、ゼロ円でも効果があるんです。キー配布だけで5から10件の配信を獲得できるというデータがあります。
ゼロ円で!それは驚きです。でも、キーを配るだけで本当に配信してもらえるんですか?
ポイントは、適切な相手を選ぶことです。10から15人に配布して、5から10件の配信という実績があります。でも、ここで注意点があるんです。
注意点ですか?何に気をつければいいんでしょう?
丸投げは100パーセント失敗します。有名VTuberの天開司さんは「丸投げの依頼は全て断る」と明言しています。相手を理解し、一緒に企画を練ることが大切です。
なるほど、ただキーを送りつけるだけじゃダメなんですね。
Chapter 3 予算別戦略:500ドルで40倍のウィッシュリスト増加
さて、ここからは予算別の戦略をお話ししましょう。まず、500ドル、日本円で約7万5000円の予算からです。
7万5000円なら、インディー開発者でも手が届きそうですね。どんなことができるんですか?
驚くべきことに、The Ouroboros Kingというゲームは、Steam Next Fest前の2週間でウィッシュリストを500から2万に増やしました。40倍ですよ。
40倍!2週間で500が2万になったんですか?どうやって達成したんでしょう?
マイクロVTuberを1から3名起用し、Steam Next Festと連動させたんです。タイミングとの組み合わせが重要なんですね。
マイクロVTuberって何ですか?
フォロワー数が比較的少ない、1万人未満程度のVTuberのことです。大手より費用対効果が高いケースが多いんです。
へえ、大手じゃなくても効果があるんですね。
Chapter 4 分散戦略:中小10人がメガインフルエンサー1人より効果的
ここが面白いんですが、中小クリエイター10人への依頼は、メガインフルエンサー1人への依頼より効果的という調査結果があります。
それは意外ですね。大手の方がリーチが広そうなのに、なぜ中小の方が効果的なんですか?
理由は2つあります。まず、中小クリエイターはファンとの距離が近く、エンゲージメント率が高いんです。次に、複数の配信者に分散することで、異なるコミュニティにリーチできます。
なるほど、一点集中より分散の方がリスクも少なそうですね。
まさにその通りです。インディーゲーム開発者使用率を見ると、Instagram 66パーセント、TikTok 64パーセント、YouTube 63パーセントと、複数プラットフォームを併用するのが標準になっています。
Chapter 5 日本市場のVTuber費用相場
日本のVTuberに依頼する場合、具体的にどれくらいの費用がかかるんですか?
大きく3つのレンジがあります。大手のホロライブやにじさんじ所属だと、数百万円から数千万円。中堅の5万から30万登録者で、5万円から150万円。小規模の1万人未満だと、1万円前後から無償の場合もあります。
幅がかなりありますね。インディー開発者だと、小規模から中堅を狙う感じでしょうか?
そうですね。目安として、登録者数かける2から5円という計算式があります。例えば、3万人のVTuberなら6万円から15万円が相場です。
なるほど、計算しやすいですね。holo Indieとか、インディー向けのプログラムもあるんですよね?
いい質問ですね。holo Indieはホロライブが運営するインディーゲーム支援プログラムです。ただ、収益分配率などの詳細は現状非公開なので、これは今後の調査課題ですね。
Chapter 6 注意点:インディーの変換率の現実
さて、ここからは少し厳しい現実についてもお話ししましょう。VTuberマーケティングは効果的ですが、インディーゲームには特有の課題があります。
課題ですか。どんなことが問題なんでしょう?
インディーゲームのウィッシュリストから売上へのコンバージョン率は1から3パーセントなんです。AAAタイトルの平均19パーセントと比べると、大幅に低いんですよ。
1から3パーセント!AAAの19パーセントと比べると、かなり差がありますね。なぜそんなに違うんですか?
インディーゲームは知名度が低く、「ウィッシュリストには入れたけど、忘れてしまう」というケースが多いんです。だからこそ、リリース時のリマインドや、コミュニティでの関係構築が重要になります。
単発の露出だけじゃなくて、継続的な関係が大切なんですね。
Chapter 7 TikTokマーケティングとの組み合わせ
VTuberマーケティングは、TikTokやYouTube Shortsとの組み合わせで最大効果を発揮します。今、インディーゲーム業界では分散戦略が標準になっています。
分散戦略って、具体的にはどういうことですか?
TikTokでバイラルテストをして、好パフォーマンスのコンテンツをYouTube Shortsに転用する。同時にVTuberやマイクロインフルエンサーと連携して、Discordコミュニティを育てる。この複合戦略で、ウィッシュリスト1件あたり1ドル20セント、約180円という低コストを達成できます。
180円でウィッシュリスト1件は安いですね。Steamの平均はもっと高いんですよね?
そうです。Steam平均の約半額で獲得できるんです。ただし、これは複合戦略をしっかり実行した場合の数字なので、単一の施策だけでは難しいですね。
Chapter 8 クロージング
さて、今日のポイントをまとめましょう。VTuber配信視聴後の購入率は25パーセント、エンゲージメント率は52パーセントと、非常に高い転換力があります。
ゼロ円からでも始められて、500ドルで40倍のウィッシュリスト増加の事例もあるんですよね。
その通りです。ただし、丸投げは絶対にNG。中小クリエイター10人への分散投資が、メガインフルエンサー1人より効果的というデータも覚えておいてください。
インディーのウィッシュリスト変換率が1から3パーセントという厳しい現実もありましたね。
そうですね。だからこそ、VTuberマーケティングだけでなく、TikTok、YouTube Shorts、Discordを組み合わせた分散戦略が重要です。皆さんもぜひ、自分の予算に合った戦略を考えてみてください。
今日はVTuberマーケティングのROIについて、とても勉強になりました。リスナーの皆さんも、何か試してみたいことがあれば、ぜひ教えてくださいね。
それでは、また次回のエピソードでお会いしましょう。さようなら。
さようなら!