スクリプト
Chapter 1 オープニング
皆さんこんにちは、ゲーム開発者のためのポッドキャストへようこそ。今日は、ゲームジャンルの分類体系について徹底解説していきます。
タカシさん、こんにちは。ジャンル分類って、アクションとかRPGとかのことですよね?今さら整理する必要があるんですか?
実はここが面白いんですが、2024年から2025年にかけて、ジャンルの境界が急速に曖昧になっているんです。Fortniteはシューターなのか、バトロワなのか、建築ゲームなのか。
たしかに、最近のゲームって「これは何ジャンル?」って聞かれると困ること多いですよね。
そうなんです。だからこそ、開発者として基本的な分類体系を理解しておくことが、企画や市場分析で役立つんですよ。
Chapter 2 主要ジャンルの全体像
まず、主要なジャンルの全体像を見ていきましょう。大きく分けると、アクション、シューティング、RPG、アドベンチャー、シミュレーション、ストラテジー、パズルなどがあります。
結構たくさんありますね。それぞれにサブジャンルもあるんですか?
はい。例えばアクションには、プラットフォーマー、格闘ゲーム、ハックアンドスラッシュ、ステルスゲームといったサブジャンルがあります。マリオはプラットフォーマー、ストリートファイターは格闘ゲームですね。
RPGにも色々ありますよね。ファイナルファンタジーとダークソウルって、同じRPGでも全然違う気がします。
いい指摘ですね。RPGは特に多様で、JRPGとWRPG、アクションRPG、MMORPG、ローグライク、SRPGなど、かなり細分化されています。ファイナルファンタジーはJRPG、ダークソウルはアクションRPGに分類されます。
JRPGとWRPGの違いって何ですか?
JRPGは日本式RPGで、ターン制バトルが多く、キャラクター主導のストーリーが特徴です。WRPGは西洋式で、プレイヤーの選択肢を重視し、よりオープンエンドな構造になっています。Elder ScrollsやBaldur's Gateが代表例ですね。
Chapter 3 注目のサブジャンル:ローグライクとローグライト
さて、特にインディー開発者に関係の深いサブジャンルについて掘り下げましょう。まずはローグライクとローグライト。
あー、よく聞きますけど、違いがよくわからないんですよね。HadesとかSlay the Spireってローグライト?
まさにそこが混乱しやすいポイントです。ローグライクは「ベルリン解釈」という定義に準拠したジャンルで、手続き生成、パーマデス、ターン制、グリッドベースが特徴です。
パーマデスって何ですか?
永続的な死、つまり死んだらゲームオーバーで最初からやり直しになることです。セーブ&ロードで復活できない。一方、ローグライトは、死んでも一部の進行が永続的に残る「メタ進行」があります。
あ、なるほど。Hadesは死んでも武器がアンロックされていくから、ローグライトなんですね。
その通りです。ローグライクとローグライトは連続的なスペクトラムとして捉えると理解しやすいですね。厳密な区分より、どの要素を取り入れるかが重要です。
Chapter 4 ハイブリッドジャンルの台頭
実は今日一番お伝えしたいのが、ハイブリッドジャンルの急速な台頭です。2024年から2025年、ジャンルの融合がかつてないスピードで進んでいます。
ハイブリッドっていうと、どんな組み合わせがあるんですか?
代表的なのは、アクションRPG、ローグライトアクション、サバイバルクラフト、ソウルライク、メトロイドヴァニアなどです。例えばHollow Knightは、アクションと探索とRPG成長を融合したメトロイドヴァニアですね。
ソウルライクって、ダークソウルみたいなゲームのことですよね。あれも独立したジャンルになったんですか。
そうなんです。高難度アクションとRPG要素を組み合わせたスタイルが確立されて、Elden RingやLies of Pといったフォロワーが生まれています。
驚くべきことに、最近だとBalatoroみたいに、ポーカーとローグライクを融合させるような、予想外の組み合わせも出てきてますよね。
まさに。そういった新しい融合を表記するために、「ポーカー×ローグライク」のように「×」を使う表記法が広まっています。複数ジャンルの明確な融合を示すわけです。
Chapter 5 2024-2025年のトレンド:FriendSlopとサバイバーライク
次に、2024年から2025年に流行しているゲームプレイパターン、いわゆる「スタイル」や「トレンド」についてお話しします。
トレンドって、ジャンルとは違うんですか?
いい質問ですね。ジャンルは確立された分類ですが、トレンドはより流動的で、時代的な特徴を持つパターンです。定着すればサブジャンルに昇格することもあります。
Friendslopって聞いたことがあります。あれってトレンドなんですか?
はい。Friendslopは2024年から2025年に流行しているスタイルで、低価格、協力プレイ、配信映え、カオスでユーモアのある雰囲気が特徴です。R.E.P.O.やLethal Company、Content Warningが代表例ですね。
あー、友達と一緒にやって配信で盛り上がるやつですね。価格帯は5ドルから10ドルくらいなんですか?
その通りです。4.99ドルから9.99ドルが典型的な価格帯ですね。もう一つ注目なのが、サバイバーライクです。これは2022年のVampire Survivorsを起源とするスタイルで、弾幕、オートエイム、大量の敵が特徴です。
Vampire Survivorsって、1人開発で大ヒットしたゲームですよね。それがジャンルになりつつあるんですね。
低価格で短セッション、高リプレイ性という特徴がインディー開発者にとって参入しやすいスタイルなんです。BrokratoやTwenty Minutes Till Dawnなど、フォロワーも増えています。
Chapter 6 8番ライク:日本発の新ジャンル
さて、日本のインディー開発者として特に注目したいのが、「8番ライク」または「異変探し」というジャンルです。
8番ライクって、8番出口から来てるんですよね。あのゲーム、すごく流行りましたよね。
その通りです。コアメカニクスは「観察、異変検出、判断」のループで、一人称視点、リミナルスペースの雰囲気、短いセッション時間が特徴です。15分から2時間程度で遊べます。
リミナルスペースって何ですか?
「境界的な空間」という意味で、日常と非日常の狭間にあるような、どこか不気味で懐かしい場所のことです。誰もいないショッピングモールとか、深夜のオフィスとか。
あー、あの独特の雰囲気ですね。8番ライクにもサブタイプがあるんですか?
はい。ウォーキング型、監視カメラ型、マルチプレイヤー型などがあります。日本発の新興ジャンルとして、まだ参入余地が大きい分野ですね。
Chapter 7 ジャンル分類の課題と今後
ここで、ジャンル分類が抱える課題についても触れておきましょう。
課題というと、どんなことがあるんですか?
まず、ジャンル境界の曖昧化です。Fortnite、Minecraftのように3つ以上のジャンルを融合したゲームは、どこに分類するか非常に難しい。
たしかに、Minecraftはサバイバルクラフトであり、サンドボックスであり、アドベンチャーでもありますよね。
他にも、主観性の問題があります。同じゲームでも、プレイヤーや批評家によって異なるジャンルに分類されることがある。地域差もあって、日本と欧米で名称や基準が違うこともあります。
じゃあ、今後はどうなっていくんでしょう?
固定的なジャンル分類から、美学・メカニクス・デザイン要素に基づく、より柔軟な分類へと移行していく可能性がありますね。Steamのタグシステムのような、複数の属性を組み合わせるアプローチが主流になるかもしれません。
Chapter 8 クロージング
さて、今日のポイントをまとめましょう。ゲームジャンルは大きく分けてアクション、シューティング、RPG、アドベンチャー、シミュレーション、ストラテジー、パズルなどがあり、それぞれにサブジャンルがあります。
そして2024年から2025年は、ハイブリッドジャンルが急速に広がっているということですね。
その通りです。ローグライトアクション、ソウルライク、メトロイドヴァニアなどの融合ジャンルに加えて、FriendSlopやサバイバーライクといった新しいトレンドも生まれています。
8番ライクのような日本発の新ジャンルにも注目ですね。
開発者として大切なのは、自分のゲームがどのジャンルに属するかを明確に認識しつつ、新しい融合の可能性も探ることです。分類は市場分析や企画の整理に役立ちますからね。
今日はゲームジャンルの全体像から最新トレンドまで、とても勉強になりました。リスナーの皆さんは、どんなハイブリッドジャンルに挑戦してみたいですか?
それでは、また次回のエピソードでお会いしましょう。さようなら。
さようなら!