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Episode 13

ゲームエンジン三国志2025:Unity vs Unreal vs Godot徹底比較

14分 7チャプター 日本語
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スクリプト

Chapter 1

オープニング

タカシ

皆さんこんにちは、ゲーム開発者のためのポッドキャストへようこそ。今日は2025年のゲームエンジン事情について、徹底的に比較していきたいと思います。

ミカ

タカシさん、こんにちは。ゲームエンジンって、これからゲーム作りたい人にとっては最初の大きな選択ですよね。何を基準に選べばいいんでしょう?

タカシ

そうなんです。今はUnity、Unreal Engine、Godotの三大エンジンが競争していて、それぞれ全く違う特徴があるんですよ。特に2023年から2024年にかけて、料金体系が大きく変わりました。

ミカ

あ、Unityのランタイム料金騒動、ニュースで見ました。結局どうなったんですか?

タカシ

実は、あの騒動は業界全体に影響を与えて、各エンジンの価格戦略が一気に変わったんです。今日はその最新状況をお伝えしますね。

Chapter 2

Unity:世界最大のエンジンの現在

タカシ

まずはUnityから見ていきましょう。Unityは今でも世界で最も使用されているゲームエンジンです。特にモバイルゲームやVR開発で圧倒的な実績があります。

ミカ

確かにスマホゲームって、Unityで作られてるの多いですよね。あの「Made with Unity」ってロゴ、よく見ます。

タカシ

面白いことに、Unity 6からはあのスプラッシュスクリーンの表示義務がなくなったんですよ。無料プランでも表示しなくてよくなりました。

ミカ

えっ、そうなんですか?じゃあ気軽に使えますね。料金はどうなってるんですか?

タカシ

年間収益が20万ドル、日本円で約3000万円未満なら完全無料です。それを超えるとProプランが必須で、年間2200ドル、約35万円かかります。

ミカ

3000万円稼げるようになってから35万円なら、そこまで高くない気もしますね。

タカシ

そうなんです。で、例のランタイム料金なんですが、2024年9月に完全撤回されました。インストール数に応じて課金するという計画は、実施前に取りやめになったんです。

ミカ

よかったですね。開発者としてはホッとしたんじゃないですか。

タカシ

ただ、代わりにProプランが8%、Enterpriseプランが25%値上げされました。完全に元通りというわけではないんですね。

Chapter 3

Unreal Engine:ハイエンド3Dの王者

タカシ

次にUnreal Engine 5を見ていきましょう。Epic Gamesが開発しているエンジンで、ハイエンドな3Dグラフィックスでは業界標準です。

ミカ

Unreal Engineって、大作ゲームで使われてるイメージがあります。インディーでも使えるんですか?

タカシ

実は、ここが面白いところなんです。総収益が100万ドル、約1億5000万円未満なら、完全無料で使えるんですよ。

ミカ

1億5000万円まで無料って、インディーにとっては十分すぎますね。それを超えたらどうなるんですか?

タカシ

100万ドルを超えた分に対して5%のロイヤリティがかかります。ただし、2025年1月からは、Epic Games Storeで同時発売すると3.5%に下がるんです。

ミカ

なるほど、Epicのストアで売ればお得になるわけですね。でも5%ってどれくらいの金額になるんでしょう?

タカシ

例えば1000万ドル、約15億円売れたとしましょう。旧制度だと50万ドル、約7500万円のロイヤリティでした。それが新制度で35万ドル、約5200万円に減るんです。

ミカ

2300万円も減るんですか。大きいですね。でもそもそも15億円売れる話ですもんね。

タカシ

そうですね。Unrealの強みはLumenとNaniteという技術です。Lumenは動的なグローバルイルミネーション、Naniteは膨大なポリゴンをリアルタイムで表示できる技術なんです。

ミカ

うーん、それって何がすごいんですか?

タカシ

簡単に言うと、映画のようなリアルな光の表現が、事前計算なしでできるようになったんです。従来は何時間もかけて「焼き込み」が必要だったものが、リアルタイムで動きます。

ミカ

それは確かにすごそうですね。でも使いこなすのは難しそう。

タカシ

その通りで、学習曲線は急です。最終的にはC++の知識が必要ですし、高性能なPCも必要です。初心者には正直ハードルが高いんですよね。

Chapter 4

Godot:完全無料のダークホース

タカシ

さて、最後に紹介するのがGodot Engineです。これが今、インディー開発者の間で急速に人気を集めているんです。

ミカ

Godotって名前は聞いたことあります。どういうエンジンなんですか?

タカシ

実は、Godotは完全にオープンソースで、MITライセンスで提供されています。これが何を意味するかというと、100%無料、ロイヤリティなし、ライセンス料なしなんです。

ミカ

えっ、どれだけ売れても一切お金がかからないってことですか?

タカシ

その通りです。しかも、エンジンのソースコード自体を自由に改変することもできます。企業の都合で料金体系が変わる心配もありません。

ミカ

あ、それでUnityの騒動の時にGodotに移る人が増えたんですね。

タカシ

まさにそうなんです。2023年のUnityランタイム料金騒動以降、Godotへの関心が急増しました。「初心者向けエンジン」から「本格的なインディー開発の選択肢」へと進化しているんです。

ミカ

でも無料ってことは、機能が劣るとか制限があるとかじゃないんですか?

タカシ

正直に言うと、3D機能はUnityやUnrealには劣ります。でも2D開発では非常に優秀で、軽量なので低スペックPCでも開発できるという強みがあります。

ミカ

Godotで作られた有名なゲームってあるんですか?

タカシ

はい。例えばBrotatoは1070万ドル以上の売上で、96.57%という驚異的な好評価を得ています。Dome Keeperも610万ドル、Buckshot Rouletteは690万ドル売れています。

ミカ

無料エンジンでそれだけ稼げるって、すごいですね。

Chapter 5

コンソール対応の現実

タカシ

ここで重要なトピックがあります。Nintendo SwitchやPlayStationへのコンソール対応です。これは各エンジンで大きく事情が異なるんです。

ミカ

コンソールで出すって、インディーでもできるんですか?

タカシ

できます。ただしエンジンによってハードルが違います。UnityとUnrealは公式でコンソールサポートがありますが、Godotはサードパーティ経由になるんです。

ミカ

サードパーティってことは、追加でお金がかかるんですか?

タカシ

GodotでコンソールならW4 Gamesというパートナーがあって、全プラットフォーム対応で年間2000ドル、約30万円です。Nintendo Switch 2にも対応予定なんですよ。

ミカ

へえ、Switch 2もなんですね。Unityはどうなんですか?

タカシ

Unityは3つの中で最も簡単と言われています。ただし年間収益が20万ドルを超えると、Unity Proが必須になるので年間2200ドルかかります。

ミカ

Unrealは?

タカシ

Unrealは標準でコンソール対応が含まれていて、追加費用はありません。ただし、移植期間は6ヶ月から1年以上かかることがあり、3つの中で最も難易度が高いです。

ミカ

結局どれがコスパいいんでしょう?

タカシ

面白いデータがあります。年間売上500万ドル、約7億5000万円の場合、UnityはPro代の2200ドルだけ。Unrealは約17万5000ドル、約2600万円のロイヤリティ。Godotは2000ドルだけなんです。

ミカ

え、それだとGodotがめちゃくちゃお得じゃないですか?

タカシ

数字だけ見るとそうですね。ただ、Godotは公式サポートではないので、トラブル時のリスクはあります。安定を取るか、コストを取るかの判断ですね。

Chapter 6

選び方のガイドライン

ミカ

結局、どういう人がどのエンジンを選べばいいんでしょう?

タカシ

シンプルにまとめると、こうなります。2Dインディーゲームなら、Godotがおすすめです。完全無料で2D機能が充実しています。

ミカ

モバイルゲームを作りたい場合は?

タカシ

モバイルやクロスプラットフォームならUnityですね。実績が豊富で、アセットストアも巨大です。欲しいものはほぼ揃います。

ミカ

ハイエンドな3Dゲームは?

タカシ

それならUnreal Engine一択です。LumenとNaniteの技術は他のエンジンでは真似できません。1億5000万円売れるまで無料というのも魅力的です。

ミカ

初心者で、予算ゼロで始めたい場合は?

タカシ

間違いなくGodotです。一切費用がかからず、軽量なので低スペックPCでも動きます。しかも企業の料金変更に振り回される心配もありません。

Chapter 7

クロージング

タカシ

さて、今日のポイントをまとめましょう。2025年のゲームエンジン市場は、Unity、Unreal、Godotの三者が明確に棲み分けています。

ミカ

Unityは安定感、Unrealはハイエンド、Godotは自由度とコストですね。

タカシ

その通りです。特にGodotの躍進は注目に値します。2023年のUnity騒動をきっかけに、「企業に依存しない選択肢」として存在感を増しています。

ミカ

どのエンジンを選んでも、結局は作品を完成させることが大事ですもんね。

タカシ

まさにその通りです。最高のエンジンは「あなたがゲームを完成させられるエンジン」です。まずは触ってみて、自分に合うものを見つけてください。

ミカ

今日はゲームエンジンの選び方について、とても勉強になりました。リスナーの皆さんはどのエンジンを使っていますか?ぜひ教えてくださいね。

タカシ

それでは、また次回のエピソードでお会いしましょう。さようなら。

ミカ

さようなら!